マルイチ建装・代表親方、佐藤が考える塗装業の事から日々の工事
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一般住宅における雨漏りの原因(一例)
今までアメブロをメインに塗装工事の考え方や日々の活動を書いてきましたが、一本化して当HPで読めるようにしようと思い試験的に最初の記事です。(^^♪
よく、塗装工事のご依頼の中に「屋根から雨漏りがしてきたので塗装してもらえますか?」というのがあります
結論から言うと「塗装工事で雨漏りは直りません」・・・なぜか?塗装とは予備リフォームとして雨漏りにならないように素材のコーティングとお色直しが主のお仕事になるからです。
もちろん工事着工中に今後不具合になるであろう亀裂(クラック)や隙間を埋めたり劣化した素材の交換をすることはありますが、雨漏りになってしまったものを修理する専門業者ではないのです。
しかし、世の方々が専門ではないことを知らず、塗装屋さんに塗ってもらえば雨漏りが収まるだろうと思ってしまうのも致し方ないのもよくわかります。
ちなみに雨漏りの専門の業者というのは本来はありません。
なぜか?それはそういう分野で知識と技術を学ぶ場がなく、そのためだけにスキルを収める職人はいないからです。
では、何故雨漏りを直しますと公言している業者がHPの中や世の中には存在するのか?
それは、家に携わる他の分野の職人(大工、塗装業、板金業、など)が知恵と知識と経験で仮説〜修繕を繰り返し出来るようになるからなのですが、原因や事象が違う各戸建てにおいて確実に雨漏りを治せるかは難しく修繕後に経過観察を経て考えられる原因を全て塞いでいく事が多いのが実際のところです。(ここがよく問題になるところです。)
しかし、すべての修理において最終的な見栄えをよくするところでは必ず塗装業が絡みますので知識や事象をよく知るのも塗装業者といえるでしょう。
前置きが長くなりましたのが、前述のことから世の皆様にも知識材料として、雨漏りに至る過程をちょっとでも知っていただこうと今回一例を記載いたします。
今回、あるお客様より「一階のリビングの天井から雨漏りがするので見てもらえませんか?」と言うご依頼がありました。(問い合わせの言い回しやニュアンスは違いますが今回は割愛)
現地調査に伺うとリビング脇の下屋根が足で踏むと柔らかくてベコベコするので、屋根の下地のベニヤ板が腐っているようでした。
しかし、屋根自体は40度勾配の急勾配の屋根で仕上げ材のスレート瓦は傷んではいるものの割れたりはしていませんので原因は不明。(その箇所が此方↓)![]()
お客様には「@下地の板が腐っているのでまずは張替。A当然、その上の防水シートも劣化しているはずなので張替。Bその際に天井内部が確認できるはずなので雨漏りの原因を探る。C修繕後に現状の屋根材を生かしコーティングと美観の為に屋根全体を2液シリコン塗料による3回塗り」をご提案。
しかし問題は「@お客様はできるだけ費用を抑えたい。A屋根を開けてみても雨漏りの原因が確定できるかはわからない。B修繕後に別のところからの雨漏りはないとは言えない」でした。
各やり取りや契約の内容は今回は割愛いたします。
そして、実際工事で雨漏り箇所を開けたのが此方↓![]()
わかるでしょうか?
屋根材を開けて下にある黒いのが防水シート、その下がベニヤ板=もう腐っているのが一目瞭然!!
ただ・・どこから雨水が侵入しているのか??
いろいろ調べてみると、原因は此方↓![]()
外壁と屋根の境にある雨押え(板金)の下に入っている抑えの板(木)がほぼ腐っています。
これ雨押えが下まで下がり隙間がないことから、工事をしている中で気づいたのですが、盲点でした??ここから水が浸入していたんですね〜
原因はおそらく!
こちらの屋根は真北にある下屋根で雪が解けづにずっと残る為に、壁際にある抑えの木が早々に腐る原因になっているものと思われます。
その腐った木の隙間から水が浸入して周辺一帯の屋根下地板を腐らせ雨漏りに至っていた模様!!
ということで、これ全てを改修し雨漏りを抑え元のきれいな屋根にするのですが・・問題はこの一式の工事すべてセオリー通りやろうとするとかなりの工事金額がかかってしまいます。
お客様のオーダーは10年後には建て替えるからあまりお金をかけたくない・・・だから考えました。
お客様のご要望に応え、予算内で機能性と美観を取りもどす方法を、それが本当の塗装リフォーム屋。
ただ、その内容は今回は記載いたしません。
